組織の生産性を上げるためには

社長に経営のキズキを与え会社の成長発展に貢献したいと切に願う、事業成長コンサルタントの藤波誠司です。

 

今日のお話しは、「組織の生産性を上げるには?」です。

 

中小企業の経営者の方は、会社をもっと成長させたい、発展させたいと思って頑張っておられると思います。

 

会社を成長・発展させるためには、取り組まなければいけないことがあります。

 

それは、人材育成の仕組み作りです。

 

会社が目指す方向性と社員成果をリンクさせるには

 

社員が高い成長意欲をもって、会社が目指すべき目的・目標に向かって全力で取り組んでくれたら、こんなに素晴らしいことはないですよね。

 

そんな組織だったら、社員自身のためにもなるし、顧客のためにもなりもなり、周囲から支持され、会社の成長速度は加速度的に上がっていくと思いませんか。

 

じゃあ会社が目指すべき方向性、ミッションやビジョンを実現させるために社員と一丸となれるものは?

 

それは、ビジョンに沿った「人事評価制度」を作り、実践していくことです。

 

人事評価制度の誤解

 

人事評価制度と聞いて多くの人はどう思うでしょう。

 

「評価結果を昇給、賞与に反映させるもの」「賃金で社員のモチベーションを上げるもの」

 

みたいに勘違いしている方も多いと思います。

 

もちろん、評価結果を賃金に反映することは、頑張った社員への対価として当たり前のことです。

 

でもこれだけだと、お金で釣ってる関係性だけで終わってしまいます。

 

じゃあ、人事評価制度をどのように使ったらいいのか?

 

人事評価制度を、社内の人材を会社の資産として、活用するための仕組みと捉えたらどうでしょう。

 

もし、人事評価制度の目的が「賃金を決めること」であれば、賃金が増えた人は喜ぶでしょうし、減った人は不満をもつだけで終わってしまいます。

 

会社としては、賃金を上げてるんだからもっと頑張ると思います。

 

でも賃金が上がった社員のモチベーションは長くは続きません。

 

お金だけのつながりは、それだけ弱いということです。

 

人事評価制度の仕組み

 

人事評価制度ってどんな構成でできてるのかというと、「評価制度」「賃金制度」「昇進・昇降格制度」の3つの仕組みで構成されています。

 

評価制度を通じて行われた評価結果は、賃金制度や昇進・降格制度に反映されます。

 

じゃあこの中のどの制度を使って、会社のビジョン達成とリンクさせていくのかというと、「評価制度」を活用します。

 

「評価制度」を活用して「人材を育成」し、会社の「経営目標の達成」を目指していくことになります。

 

これが「人事評価制度」の本来の目的で、「賃金」はあくまで、社員が成長した結果と貢献度を金額に変換してるだけのもです。

 

ということは、「評価制度」を会社のビジョンとリンクさせることが、とても重要になってきます。

 

あなたの会社の評価制度はビジョンとリンクしてますか?