社長に経営のキズキを与え会社の成長発展に貢献したいと切に願う、事業成長コンサルタントの藤波誠司です。
今日は、社長「お金がない」と思い込んでいませんか?という話しを書きます。
社長同士の懇親会などに参加したときによく聞く会話で、「儲かっていますか?」
「いや〜苦しいでね。○○社長はどうですか?」
「私のところも、全然「お金がないですね」」
ところで、彼らの会社には本当に「お金がない」のでしょうか?
もし本当にお金がないとしたら、会社は倒産してますよね。
そんな状況なら、のん気に話している場合ではないはずです。
では、「お金がない」とは実際にはどういう意味でしょう?
そう聞いてもピンときていない方もいると思うので、余裕のある状態から余裕のない状態まで7段階でランク順に並べてみました。
「お金がない」の7段階ランク
①かなり儲かっているが、そんな話しをすると税務署やセールがやってきてお金を持っていかれるので、表向きは「お金がない」と言っている
②今年の売上目標が未達なので、銀行に予定してた額の「お金がない」
③欲しいものがあるが、それを買うのに十分な「お金がない」
④儲かっている同業他社と比較すると、「お金がない」
⑤いつも資金繰りに追われ、金策にエネルギーを消耗して、感覚的に「お金がない」
⑥今月の社員の給与を支払うための「お金がない」
⑦今日、期日がくる支払手形の「お金がない」
こう並べてみると、いかに私たちがあいまいな言葉を使ってるかがわかりますよね。
言いかえれば、正確な言葉を使うと、そこに対策を見出すこともできます。
たとえば、「社員を1人採用したけど、そこまで「お金がない」と思っている場合、本当に採用したいのであれば、今の粗利をいくらアップさせれば、利益を圧迫させずに採用できるか計算すればすみますよね。
そして、仮に月100万円以上の粗利アップで社員1人採用できるなら、増員によって社内の業務を採用した社員に任せることで、余力を営業に使うことで見通しがたつなら採用するという判断ができます。
あいまいな言葉を使い続けている限り、「お金がない」という抽象的で、マイナスな暗示を自分にかけてしまうように感じます。
自分に投げかける言葉は、無意識のうちに思考をコントロールしていきます。
正確な表現を使って、前向きに思考をコントロールすると、日々の充実感もまた変わってきますので、正確な表現を意識してみてはいかがですか。
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