初心者がマーケティング恐怖症にならないための3つのステップ

「マーケティングは難しい!」
「マーケティングは難しそう!」

そんな風に思っている、あるいは、思い込んでいる経営者の方って多いんです。

さて、この記事をご覧のあなたはいかがですか?

マーケティングって、難しいと思いますか?

いろいろと考えたんですけど、こういった思い込みの原因ってコレなんじゃないかと思うんです。

 

マーケティングの教材

この教材によって、マーケティングが必要以上に難しく、そして面白くないものだと思われているように感じます。

でも、そんなことはありません!

マーケティングって、面白いんですよ!

まぁ、マーケティングを仕事にしている私が、いくら面白いと言ったところで、信じてはもらえないでしょう(笑)

そこで今回は、マーケティング初心者の方がマーケティング恐怖症にならないための3つのステップをご紹介します!

ステップ1
4P、SWOT分析、USP、、、全部忘れてしまえ!

マーケティングを学ぼうとすると、こういったマーケティングのフレームワークやら、小難しい専門用語がドバッと押し寄せます。

しかも、こういった専門用語から解説をスタートするような教材もたくさんあるんです。

もちろん、我々のような専門家を相手にする教材ならいいのですが、初心者向けをうたう教材にもそんなのが紛れていたりするので、恐怖症の原因になるんです…。

学生時代の勉強でもあるまいし、そんなガチガチの学習法なんて、イヤになるに決まってます。

ただ、さっき「忘れてしまえ」と言ったものは、すべて非常に重要なものです。

でも、何を学ぶにしても優先順位があります。

だから、最初からそこに手を出さなくてもいいよってだけなんです。

小学生が中学校や高校の教科書、あるいは大学の専門書なんか見ないでください。

そうではなく、優先順位の高いものから、ムリなく、楽しみながら勉強するのが1番です。

もっと言うと、実践しながら学ぶのがベストですね。

じゃあ、マーケティングで1番大事なのは何でしょうか?

間違いなく「お客様」です。

というわけで、、、

ステップ2
お客様像をはっきりさせる!

これも、専門書を見ると、「ペルソナ」とか小難しい表現で書かれていたりするんですよね。

でも、そんなの無視です、ムシ!

とにかく、自分がどんな人を相手にするべきなのか、具体的なお客様イメージを持ってほしいんです。

そこで、あなたがビジネスに「使える形」でお客様像をつくるための3つのポイントもご紹介します!

※「ポイント」と表現していますが、ステップになっています。
本編の「ステップ」と混同しないようにそうしています。

ビジネスに「使える形」でお客様像をつくるための3つのポイント

ポイント1
理想のお客様と嫌いなお客様の特徴を押さえる。

まずは、あなたが「こんなお客様が理想的!」「こんなお客様はイヤだ!」と思うお客様をイメージしてみてください。

そして、その理想的/嫌いなお客様の特徴を、それぞれ5つほど、書き出しましょう。

こんな感じですね。

■理想的なお客様の特徴
・遊べるくらいにお金がある
・人当たりがよく、心優しい
・私のことを先生として見てくれる
・私から見ても尊敬できる
・私の会社の広告塔になってくれる

■嫌いなお客様の特徴
・入金が遅れたり、価格交渉が多い
・私のことを見下している
・人に対して威圧的な態度をとる
・人の悪口、不平不満を言う
・何でも人のせいにする

すると、どうなるか。。。

まず、理想的なお客様の特徴は、あなたが大満足できるお客様の条件になります。

そして、嫌いなお客様の特徴は、全部、意味を正反対にしてみてください。

■嫌いなお客様の特徴の「逆」
・入金が遅れず、価格交渉も少ない
・私のことを見下さない
・威圧的な態度をとらない
・人の悪口、不平不満を言わない
・何でも人のせいにしない

これは何かというと、お客様としての最低条件です。

なぜこんなものを書き出すのかというと、あなたが発信するメッセージや会社の方針を決めるためです。

理想的なお客様が好むメッセージを発信して、イヤなお客様が嫌がるメッセージを発信するんです。

そうやって、良いお客様を集める方向性が見えてくるんです。

ポイント2
実際にいる人を理想客に選ぶ

ここがキモです。

さっきの満足条件に合うお客様を1人、選んでください。

まだ理想客がいないなら、「この人にお客様になってほしい」と感じる人を1人、選びましょう。

そして、その人個人を、あなたのビジネスの最大のターゲットにしてください。

広告やメールなどはすべて、その人をイメージして、その人に向けて書いてください。

通常、マーケティングでは、「ペルソナ」という、お客様像を決めます。

これは、年齢、性別、出身地、住所、職業、年収、家族構成、などなどの情報をすべて設定した1人の顧客像です。

でも、このやり方はオススメしません。

だって、そんな架空人物なんてリアリティがないし、愛着も湧かないから、心のこもったメッセージなんて書けるわけがないんです。

まぁ、そこを徹底するためにその人の人生を小説にするツワモノがいるので、そこまでやるならいいとは思いますが…。

でも、そんな大変な方法、余計にオススメしません(笑)

それより何より、具体的な人物を理想の顧客像に選んでしまった方が早いし、効果的なんです。

ポイント3
理想のお客様像の悩みを書き出す

最後に、ポイント2で選んだ人がどんなことに悩んでいるのかを言葉として書き出しましょう。

そうすることで、広告で刺激しないといけない悩みのポイントがはっきりします。

そして、より一層、心に刺さるメッセージが書けるようになるんです。

この3つのポイントを押さえて、お客様像をつくりましょう!

ステップ3
理想のお客様像に向けてすべての方向性を揃える

あなたが大切にしなければならない、理想的なお客様が好みそうなものにすべての施策の方向性を揃えてください。

たとえば、広告で書いているメッセージも、そのお客様像が反応しそうなものにしましょう。

あるいは、商品のパッケージも同じですね。

たとえば、あり余るほどのお金を持っている人を条件にするなら、パッケージは高級感のあるものになるはずですよね?

こんな感じにしていきましょう。

これも立派なマーケティング!

どうですか?

これも立派なマーケティングですが、堅苦しいお勉強とは違うと思いませんか?

まずは、ここから始めたらいいんです。

そこができたら、次のステップに進んでください。

できるところから、ムリなく楽しくやってくださいね。

あなたはマーケティングを楽しんでいますか?